設立趣旨

当会は1976年に「日本PS学会」の名称で創立され、1982年「日本サイ科学会」に変更されました。

学会誌創刊号に掲載された当時の関会長の巻頭言です。


関英男 (せき・ひでお)
元日本サイ科学会名誉会長
明治38年(1905)、山形県に生まれる。
平成13年(2001)、心不全にて死去。享年96歳。                     
東京工業大学電気工学科卒業。工学博士。
東京工業大学、ハワイ大学、電気通信大学、東海大学の教授を歴任。
電波工学の世界的権威者として知られ、電気通信における雑音消去の面で画期的な業績をあげる。加速学園代表、日本サイ科学会会長、名誉会長として、長い間サイ科学、加速教育の研究、発展、啓蒙に努められた。電子通信情報学会名誉会員、IEEEフェロー。紫綬褒章、勲三等瑞宝章受章。『エレクトロニクスの話』 (岩波新書)、『情報科学と五次元世界』 (NHKブックス)、『超能力』 (光文社)、『サイ科学の全貌』(工作舎)、『生命と宇宙』(飛鳥新社)、『加速教育法』『加速学習法』『グラビトニックス』『念波』(加速学園出版局) など、電気通信関連およびサイ科学関連の双方に関する著書多数。
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日本PS学会誌1巻1号(1976)より
学会誌の創刊にあたって 日本PS学会会長 関英男

 わが日本PS学会は1976年初頭にようやく誕生した。その経過については、今年1月発行のPSlJ月報にのべたように、きわめて困難な道であった。しかも、このような学会の誕生は人類の知的活動の発達過程において必然的なものと思われる。
 昨年6月30日から7月4日までモナコで開催された第2回サイコトロニクス国際会議において、Dr.Stanley Krippner が行った基調演説の中で、「物質、エネルギーおよび意識は相互関係をもっている」とみとめた上で、サイコトロニクスを「人間とその環境の内的・外的相互作用ならびに、そこに関与するエネルギーの過程という分野について、学術的な方法で研究する−科学」と定義づけている。
 もちろん、研究の範囲をサイコトロニクスだけに絞っても、同国際会議には120件以上の報告が提出された位であるが、わがPSlJ会誌が受容する研究の範囲は、必ずしもサイコトロニクスと限定せず、広く超心理学、心霊科学、宇宙生命学およびUFOなどの関連分野にわたるものである。

 これによって、従来自分の研究を発表すべき適当の機関雑誌がなくて悩んでいた多くの人々が堂々と本学会誌に発表することによって、各自の創造活動の優先権を主張できるようになったと信ずるのである。
 従来の自然科学の分野では多くの発表機関もあり、発明特許等の制度で保護されていて、優先権は相当主張できた。わたくしは、本学会誌が誕生した機会に、先駆者の業績を高く評価する習慣をつけ、かりそめにも他人が先鞭をつけた研究をあたかも自分の独創によるもののように宣伝することのないようにしたいものである。このことが結局は学問の健全な発達につながると考えるからである。

 なおこの機会に明言しなければならないことがある。それは、日本PS学会は特定の宗教に偏しないことである。一言に要約するならば、われわれは科学的方法でサイ(psi)現象を研究するものである。しかもサイ現象はすべての宗教体験の中にみられるものであり、従来の自然科学ではみとめられなかったものである。われわれは宗教そのものを認め、各個人の信仰の自由をみとめながら、学会全体として特定の教団に所属することはない、という意味である。

 これは、本学会が完全に民主的な運営をする関係上、どうしても守らなければならない鉄則である。もちろん、営利を目的とするものでもないし、物心いずれの側にも偏しない領域を探究することにより、最終的には人類の健康と、幸福と、平和とに貢献しようとしているものであるから、同好の士が相助け、相補って、本学会誌をもりたてて頂きたく切にお願いする次第である。
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